専門学校でキャリア支援を担当しています。当校は退学者や未就職者の追っかけフォロー、引きこもりとなった学生など、希望があれば、どんな学生であっても(例え学生でなくなったとしても)、就職実現に向けたフォローアップを粘り強くやっております。その成功例から幾つかご提案させていただきたいと思います。

 

 最近の傾向として、「事務系」「パソコン」などを希望職種にあげる学生が増えております。これは不登校者に限らず、どの学生でも同じ傾向ではあるのですが、なぜ、事務系を希望するのか?をスタッフでブレストしてみた結果、

 

・手元で作業ができる→行動範囲が狭い
・目の前でやっている事が分かる→経過が自分で確認できる

 

 この2点が仕事に対して安心感を与えているでは?という仮説を立てて実際にハローワークとも連携しながら、就労支援を行いました。

 

 手元での作業を、キーボードから加工や分別に持ち替えてもらったのです。学内でトレーニング(経験)を積ませる時間と手間はありましたが、機械加工のできる教室を使って、裁断や曲げなどの加工を体験してもらいました。1時間、2時間と進むにつれて、やりきった作業が数で分かることから、今日は100個できた、明日は120個やってみよう。など、目標設定も簡単にできたことで、やりがいに繋げることもできました。

 

【参考記事】
中卒 就職
中卒者には中卒者の強みがあります。それを活かして就職を成功させよう!

 

 パソコンから金属加工はハードルが高いのですが、やらせないで、私たちも一緒にやる、教えてもらうことで、できなくても心配ないという雰囲気作りをする事が大切です。ニートや引きこもりとなった場合、いきなり広い範囲での行動は難しいので、手元で確実にできる作業をやる所から始めて社会へ送り出してきました。